
甘酒は、日本で古くからある飲み物ですが、昔はそこまで身近なものではありませんでした。
しかし最近では、甘酒は栄養が豊富で美容にも効果があると、女性を中心に注目が集まっています。甘酒の中には、ノンアルコール・ノンシュガーもあり、お酒として飲むだけではなく調味料としても活躍。塩麹のように、普段使っている調味料の代用としてもおすすめの食材です。
ここでは、酒粕で作る甘酒、米麹で作る甘酒、甘酒を使った飲み物、甘酒を使った和菓子、甘酒を使った洋菓子の作り方・作り方にカテゴリーを分けて紹介しています。人気のある作り方の中で、特におすすめのものを厳選したのでぜひ、毎日の料理に甘酒を取り入れてみてくださいね。
目次
キッチン用品を探す
甘酒の効能について
甘酒は、飲む点滴と言われるほど、栄養が豊富な飲み物。
甘酒に含まれる多くの栄養素に、コウジ酸とオリゴ糖があります。
コウジ酸は、活性酸素を抑制したり、シミやほくろの原因になるメラニン色素の生成を抑える働きがあるので、美容効果が期待できます。
オリゴ糖には、腸内の善玉菌の活性化を助け、便秘解消を促す効果があります。どちらの栄養も、女性は特に積極的に摂りたいですよね。
甘酒の製法は2種類あり、一つは米麹を発酵させて作る方法。もう一つは酒粕を溶かして砂糖を加えて作る方法です。
酒粕から作られた甘酒には大量の砂糖が使用されおり、アルコールも含まれています。一方、米麹で作られた甘酒は米と麹を発酵させて作られており、砂糖は使わず、アルコールも含まれていません。
健康管理やダイエットを考えているなら、米麹から作られた発酵食品の甘酒をおすすめします。
甘酒の調理法について
甘酒作りは、発酵に時間が必要ですが、実は簡単に作ることができます。
麹で甘酒を作るときに大切なのは、50-60℃の温度を保つこと。この温度により、糖化酸素を壊さず、甘酒の甘みを十分に出すことができるのです。
甘酒を保存する場合は、出来上がった甘酒を鍋に移して火にかけ、発酵を止めて冷蔵庫で保存。冷凍保存をする場合は、ジッパー付きの保存袋に入れ、平らにおいて冷凍しましょう。保存している間に、甘酒に酸味が出てしまった場合、味噌を入れて少し加熱すると酸味が解消されますよ。
作った甘酒は、砂糖の代わりに調味料として使ったり、肉や魚を漬け込むのに使用したりすることもできます。
酒粕で作る甘酒のレシピ・作り方
■酒粕で簡単!ほっこり甘酒

最初におすすめする甘酒レシピ&作り方は「酒粕で簡単!ほっこり甘酒」。
酒粕で簡単にできる甘酒の作り方を紹介します。
まずは、酒粕を小さくちぎり鍋に入れてから、水を入れ、火にかけます。沸騰したら砂糖、塩を加え酒粕が溶けるまで、酒粕をつぶすように混ぜながら煮込みましょう。酒粕が溶けてとろみが出てきたら火を止めます。器に注ぎ、生姜のすりおろしを混ぜて完成。おいしくなるポイントは、生姜のすりおろしをしぼり汁に変えること。のど越しがよりなめらかになりますよ。
酒粕で簡単!ほっこり甘酒
- 材料
- (6~7人分):酒粕200g 水800cc 砂糖大さじ7~8 (甘さはお好みで加減 塩少々 生姜のすりおろし適量
■酒粕とはちみつの簡単甘酒

続いておすすめの甘酒レシピ&作り方は「酒粕とはちみつの簡単甘酒」。
酒粕とはちみつでできる甘酒の作り方です。
マグカップに酒粕と少量の水を入れ、レンジで加熱します。スプーンで酒粕を潰し、はちみつと生姜、残りの水を加え、再度レンジで加熱します。最後に、小豆大くらいの塩麹を入れて混ぜたら完成。塩麹は塩で代用することもOK。はちみつと生姜の量は、好みで量を加減することをおすすめします。自分好みのちょうど良い味に仕上がりますよ。
酒粕&はちみつde簡単甘酒☆体温上げて基礎代謝UP
- 材料
- (1人分):酒かす20g 水100cc はちみつ大さじ1 しょうが(チューブタイプで)2~3cm 塩麹(食塩少々でもOK)小豆大ぐらい
■酒粕で手作り甘酒の作り方

3番目におすすめする甘酒レシピ&作り方は「酒粕で手作り甘酒の作り方」。
鍋ひとつでできる手作り甘酒の作り方です。
まずは、沸騰させた湯の中に、一口大にちぎった酒粕を入れて、約10分置いておきます。酒粕が柔らかくなったら、火にかけ、酒粕がしっかり溶けるように、かき混ぜながら沸騰させます。沸騰したら、砂糖と塩を入れてからかき混ぜ、ひと煮立ちしたら完成。美味しい甘酒を作りコツは、酒粕選び。美味しいお酒の酒粕を使うと、更に味の良い甘酒が作れます。
鍋ひとつで簡単♪酒粕で手作り甘酒の作り方
- 材料
- (4〜5杯分):酒粕100g 水800cc(4カップ) 砂糖70g 塩ひとつまみ