
スコーンは、スコットランド発祥のパン菓子。
イギリス全土だけでなくアメリカにも伝わったスコーンは、アメリカではビスケットと呼ばれることも多いそう。
イギリスでは、クロテッドクリームとジャムをつけて食べるのが定番ですが、アメリカではスコーン自体が甘いことが多く、何もつけずに食べるのが一般的。
この記事では、スコーンの基礎知識に加え、プレーンスコーン、チョコレートスコーン、抹茶スコーン、フルーツ入りスコーン、ヘルシースコーン、お惣菜スコーンのレシピにカテゴリを分けて紹介しています。たくさんあるレシピの中から、特に人気のあるレシピを紹介しているので、ぜひ毎日の料理に取り入れてみてくださいね。
目次
スコーンについて
イギリススコットランド地方で生まれたスコーンは、スコットランド宮殿にあった、「The Stone of Scone(運命の石)」という石からその名がつけられたそうです。それ故、スコーンの形は石のような形に焼き上げることが多いようです。19世紀後半になると、上流階級で流行したアフタヌーンティーには欠かせない食べ物となりました。アフタヌーンティーでは、ティースタンドに載せられ、キュウリのサンドイッチ、スコーン、デザート類の順で食べるのが礼儀とされています。厚みが半分になるように切り分け、赤いジャムとクロテッドクリームを付けて食べます。クロテッドクリームは、乳脂肪分の多い牛乳を弱火で煮詰めたものを冷まし、表面の脂肪分を集めたものです。スコーンは、オオカミの口のように、ぱかっと割れているのがおいしいスコーンの証と言われています。そんなスコーンを焼いておいしく食べたいですね。
スコーンの調理法について
スコーンを作りでは、「ふくらまない」「さっくりした食感にならない」のような失敗をしたことがある方が多いのではないでしょうか。失敗しないように作るにはいくつかのポイントがあります。生地のグルテンが出てしまうと重くなり、さっくりとした食感になりません。水分を加える前に冷えた粉とバターを合わせて粗いパン粉状にしておいたり、まとめる時に生地をのばして切って重ねるのを繰り返すようにすると、粘りが出るのを抑えることができます。生地を冷蔵庫で冷やすのも生地に出てしまった弾力を抑える働きがあります。成型時は、断面を押しつぶすと膨らみにくくなるので、型で抜くかナイフで切ります。予熱が不十分だと、生地が膨らまないので、しっかりと温度が上がった状態で焼くようにしましょう。
プレーンスコーンのレシピ・作り方
■簡単!HMスコーン

最初におすすめするスコーンレシピ・作り方は「簡単!HMスコーン」。
材料たった3つの簡単スコーンのレシピです。
ホットケーキミックスをふるいにかけ、サラダ油を加えてゴムベラで切るように混ぜます。
パラパラ状態に。さらに牛乳を入れて軽く混ぜましょう。
パラパラだった生地を両手でギュっとにぎるようにして、ひとつにまとめてください。
あとは厚さ1cmにしてカットし、170度のオーブンで15分焼くだけ。
簡単!HMスコーン
- 材料
- (2〜3人分):ホットケーキミックス150g サラダ油大さじ1.5 牛乳または水40〜50cc
■優雅なアフターヌーンティタイムのスコーン

次に紹介するスコーンレシピ・作り方は「優雅なアフターヌーンティタイムのスコーン」。
優雅なアフタヌーンティーに欠かせないスコーンの簡単な作り方。
ふるった小麦粉とバター、卵などをカードを使って練り過ぎないように混ぜてのばし、型で抜いて190℃のオーブンで20分焼きます。
上手にできたスコーンの証といわれる、”オオカミの口”と呼ばれる亀裂が綺麗に入る配合で、ずっと焼き続けられている黄金のレシピ。
簡単!優雅なアフターヌーンティタイムの【スコーン】
- 材料
- (10個人分):薄力粉250g ベーキングパウダー大1 無塩バタ-50g グラニュ-糖大2 塩小1/2 牛乳100ml 卵黄1個
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チョコレートスコーンのレシピ・作り方
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■絶対失敗しない!チョコスコーン

3番目におすすめするスコーンレシピ・作り方は「絶対失敗しない!チョコスコーン」。
絶対失敗しないチョコスコーンの作り方を紹介。
まずバターを柔らかくし、ホットケーキミックスとヘラで混ぜます。
さらに牛乳とチョコチップを混ぜていき、ボウルのなかで丸くなるように形を整えて、包丁で8等分にカット。
オーブン170℃で約30分焼いて完成です。ジップ付袋で冷凍可能ですが、食べる時は必ず自然解凍してから、レンジではなくオーブントースターへ。
絶対失敗しない!チョコスコーン
- 材料
- (4人分):ホットケーキミックス1袋(200g) 牛乳50CC バター50g チョコチップ30g