
パンは室町時代にヨーロッパから伝わり、現在ではお米と並ぶ日本人の主食の1つとなっています。
特に、忙しい朝やランチタイムには、手軽に食べられるパンを選ぶ方も多いはず。
ただ、いつでも簡単に手に入るパンも手作りとなると難しいイメージがありますよね。ですがコツさえ掴めば、意外と簡単におうちでも焼きたてパンが作れちゃいますよ。
この記事では、パンの基礎知識に加え、基本のパンレシピ、菓子パン、お惣菜パン、ちぎりパンにカテゴリを分けて紹介しています。たくさんあるレシピの中から、特に人気のあるものを紹介しているので、ぜひ毎日の料理に取り入れてみてくださいね。
パンについて
パンは、古代メソポタミアで食べていた、小麦粉を水でこねて焼いたものがルーツ。
その後、古代エジプトで、発酵させたパンの作り方が偶然生まれ、古代ギリシャで本格的なパンの量産がスタート。ヨーロッパから世界へと広まっていきました。
日本では1543年に鉄砲と一緒にポルトガルから伝来しましたが、1587年の鎖国令でしばらく姿を消します。その後、パンが注目を浴びたのは1840年頃。アヘン戦争に備えて、米を炊いたときの煙が出ない上に、保存や携帯がしやすいパンを軍学者がすすめたことで大量生産されるようになります。
鎖国が解かれると港町を中心に広まり、1869年に創業した木村屋総本店のあんパンが大人気商品に。そして、本格的に全国へ広まったのは、第二次世界大戦後。食生活の洋風化が進み、パンは米に次ぐ主食となります。
現在、日本の製パン技術とパンの種類は世界一と言われるほどに成長しました。
基本のパンレシピ・作り方
■基本の手ごねパン

最初におすすめするパンのレシピ・作り方は「基本の手ごねパン」。
焼きたてパンの美味しさをシンプルに感じられる丸パンの作り方。パンを初めて作る方にもおすすめのレシピです。
生地は、台に擦り付けるように捏ねたり、打ち付けたりを繰り返します。捏ねあがりの目安は、薄く伸ばした時に指が透けて見え、ブチッと切れなくなる程度。あとは手順通り、温度に注意しながら発酵や成形をして焼き上げます。しっかり捏ねることが美味しく仕上げる1番のポイントですよ。
初心者さんでも大丈夫♡基本の手ごねパン
- 材料
- (6〜8個分) 強力粉 200g 砂糖30g 塩3g 牛乳✲コツ参照✲150g ドライイースト3g 無塩バター20g
■基本のレンジパン

続いておすすめのパンのレシピ・作り方は「基本のレンジパン」。
捏ねずにふわふわのパンが作れる大人気レシピです。
作り方はまず、牛乳とバターをレンジで温めたら、ドライイースト、砂糖・塩・強力粉の順に加えて泡立て器で混ぜます。混ざったらビニール袋に入れ、軽く揉んでレンジでチン。6分割して丸めたら一次発酵させます。ガス抜きをしたら丸め直して成形し、二次発酵。白パンは粉をふるってから130℃の低温で、普通のパンは表面に卵液を塗ってから180℃で焼き上げれば完成。
基本のレンジパン(ハイジの白パン)
- 材料
- (6個分):★バター(マーガリンやサラダ油などでもok)20g ★牛乳(水)150cc(水だと130cc) ①ドライイースト小さじ1 ②砂糖20g ③塩小さじ1弱(4g) ④強力粉200g
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■塩パン

続いておすすめのパンのレシピ・作り方は「塩パン」。
一次発酵を省いた塩パンの時短レシピを紹介。
牛乳をレンジで温め、イーストと強力粉の一部を入れてよく混ぜます。残りの強力粉とバターを加え、まとまったら手でしっかり捏ねましょう。生地が台に付かなくなったらレンジでチン。分割して、三角にした生地を麺棒で伸ばし、バターを塗ってから三日月型に巻きます。二次発酵させ、岩塩をふってから焼けばできあがり。バターはたっぷり塗るのが作り方のポイントです。
約30分で完成!?レンジ発酵パンで塩パン
- 材料
- (4個分):■ パン生地 強力粉 150g インスタントドライイースト3g 砂糖20g 塩2g バターまたはマーガリン20g 牛乳または水80g ■ 仕上げ バターまたはマーガリンお好みの量 岩塩または塩少々