
「合い挽き肉」といえば、ハンバーグを作る時の必需品です。牛肉と豚肉を混ぜて挽いた「合い挽き肉」は、牛肉の旨味と豚肉の口当たりの良さが味わえ、小さなお子さまでもお年寄りでも噛み切れない心配もなく、食べやすいので何かと重宝しますよね。そんな合い挽き肉ですが、実は野菜との相性もいいんですよ。
この記事では、合挽き肉の基礎知識に加え、ハンバーグ、ミートローフ、ロールキャベツ、ミートソース、マーボー豆腐、タコライス、肉詰めにカテゴリを分けて紹介しています。たくさんあるレシピの中から、特に人気のあるレシピを紹介しているので、ぜひ毎日の料理に取り入れてみてくださいね。
目次
合挽き肉の特徴について
合い挽き肉とは、牛ひき肉と豚ひき肉を混ぜたものです。スーパーなどでは、パッケージに「合い挽き肉」と書かれているものを目にしますが、販売されている合い挽き肉のほとんどが、「牛:豚=6:4か7:3」の割合で混ざっています。
では、なぜこの割合なのでしょうか?
牛肉と豚肉にはそれぞれ特徴があります。牛肉は高価ですがうま味が濃く、脂が少ないので、牛肉が多いとパサパサになってしまいます。また、豚肉は口当たりがよく、クセがありませんが、豚肉が多いと油っぽくなるので、牛肉と豚肉の割合は「牛:豚=7:3」が一番美味しいと言われています。
もしも、合い挽き肉が手に入らない時には、牛ひき肉と豚ひき肉を買って自分で混ぜれば代用できますね。
合挽き肉の保存方法について
お肉は空気に触れると酸化し、傷みやすくなります。そして、挽き肉はお肉を細かく挽いたものなので、できれば、その日のうちに食べ切ってしまうのが一番です。そのまま冷蔵しているとどんどん水分が抜けて美味しさも失われていくので、パックから中身を出してラップで包み、ジッパー付き保存バッグに入れて、保存するのがよいでしょう。
もし、数日置く場合は、冷凍保存がおすすめです。お肉を1回に使用する分量ずつに分けて、空気が入らないようにラップでぴったりと包み、平らに伸ばしてフリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。また、そのままフリーザーバッグへお肉を平らに入れて伸ばし、一回分ずつ菜箸で筋を入れておく方法も、使う時に割って取り出すことができるので、便利です。なお、保存期間の目安は、生のままでの冷凍は2~3週間、加熱してからの冷凍は3~4週間です。
合挽き肉を使ったハンバーグレシピ
■お店風煮込みハンバーグ

洋食屋さん顔負けの煮込みハンバーグが作れるレシピ。まず、合い挽き肉や玉ねぎ、ケチャップ等を混ぜてハンバーグのタネを作り、適当な大きさに丸め、手の上で形を整えて空気を抜きます。ソース用の野菜は炒めてから、ソース用の合わせ調味料の中へ入れます。ハンバーグを両面焼いた後、野菜ごとソースを流し込み、半量になるくらいまで煮詰めれば完成です。
簡単なのにお店風☆ 煮込みハンバーグ
- 材料
- (4人分)合びき肉400g 卵1個 ケチャップ大さじ2 塩小さじ1 黒コショウ少々 玉ねぎ1個(150g)パン粉1/2カップ 牛乳50cc★しめじ1パック★玉ねぎ1/2個★赤ワイン300cc★ウスターソース大さじ3★ケチャップ大さじ5★ローリエ1枚★バター30g
■バジル味噌ハンバーグ

普段のハンバーグと一味違うハンバーグが作りたい時におすすめのレシピ。まず、みじん切りした玉ねぎはレンジ加熱してから、ひき肉や卵と合わせてタネを作っていきます。適当な大きさに丸め、形を整えて中央をくぼませたら、フライパンで両面焼き色がつくまで焼きます。あとは弱火で蓋をして中心に火が通ったら完成です。レンジ加熱した玉ねぎを混ぜる時はよく水気を切ってからがGOOD。
バジル味噌ハンバーグ
- 材料
- (4人分)合いびき肉300g 玉ねぎ1個 バジル20枚くらい 卵1個 パン粉大4★みそ大2★塩こしょう少々
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■山芋のせ和風煮込みハンバーグ

山芋と和風ソースが美味しい煮込みハンバーグ。まず、合いびき肉や玉ねぎのみじん切りなどを合わせてタネを作り、丸く成形しておきます。フライパンで玉ねぎスライスを炒めた後、玉ねぎのすりおろしや醤油などを入れてソースを作ります。ハンバーグも両面焼いてから、ソースを入れて蒸し焼きし、オーブンで焼きます。その間に山芋を綿棒でのばし、焼けたら上から山芋をかけて完成です。
山芋のせ和風煮込みハンバーグ
- 材料
- (3〜4人分)玉ねぎ1個○薄口しょうゆ大さじ2○酒大さじ2○みりん大さじ2○砂糖大さじ1○だし汁3カップ山芋10cm●合い挽き肉300g●卵1個●ナツメグ小さじ2●塩コショウ適量●パン粉大さじ2