
サクサクの食感が大人気のラスク。フランスパンなどを薄切りにして、表面にバターや砂糖を塗ってオーブンで焼いたパン菓子で、今では甘いものだけでなく、塩味やハーブ味、シナモン味など様々な商品が販売されています。
形もキューブ状のものや、上にチョコがかかっているものなど、おしゃれなものも多いですよね。
この記事では、ラスクの基礎知識に加え、フランスパン、食パン、お麩、その他にカテゴリを分けて紹介しています。
たくさんあるレシピの中から、特に人気のあるレシピを紹介しているので、ぜひ毎日の料理に取り入れてみてくださいね。
ラスクの歴史について
ラスクは、硬くて水分の少ないパンを二度焼きしたパンのこと。
新宿中村屋がラスクを販売し始めたのが昭和6年と言われ、売れ残ってしまったパンをどうにかして活かすことはできないかと考え、ラスクにして販売したそうです。当時、高価だったパンを再利用し、パンが残った時だけに販売されたラスクはパンの原価に近い値段で販売されたため、あっという間に売り切れになってしまうほどの人気でした。
昭和40年代に売られていた中村屋のラスクは小さな食パンのような形の甘すぎず、カリッっとした食感がクセになるもの。現在人気のラスクは、フランスパンを使用し、バターとグラニュー糖などをまぶした甘口なものや、ガーリックやスパイスを効かせたもの、形がキューブ状のものなど、おしゃれなものが増えてきています。
ラスクの保存方法について
ラスクを保存する際に、最も気を付けたいことは湿気。
湿気が高いところで保存してしまうと、ラスクの魅力であるサクサク食感が薄れてしまいます。常に乾燥した状態を保つことが大事で、プラスチック製の密閉容器などに乾燥剤と一緒に入れて保存するのがおすすめです。冷蔵庫に入れて保存すると、取り出した時に外気との温度差で結露する恐れがあるので、常温保存が適しています。
次に大切なのがバターを酸化させないこと。バターが酸化してしまうとラスク自体の風味を損ねてしまいます。酸化は空気に触れることによって進行する為、湿気対策と同様に密閉容器などで保存するのが望ましいです。あとは一般的な食品と同じく、直射日光を避けたり、気温の高い場所に置かないようにしましょう。
フランスパンで作るラスクのレシピ・作り方
■ハニーラスク

最初におすすめするラスクレシピ・作り方は「ハニーラスク」。
はちみつのコクのある甘みがサクサクのラスクと合いますよ。作り方は、フランスパンを1㎝弱の厚みにカット。バターを耐熱容器に入れ、電子レンジ加熱し、柔らかくしたらはちみつと混ぜ合わせます。これを刷毛でパンに塗り、グラニュー糖を付けます。クッキングペーパーに乗せて、160℃のオーブンで20分焼きます。冷ましたら出来上がり。グラニュー糖は平皿に広げて、パンを押し付けるように付けましょう。
☆ハニーラスク☆簡単に作りましょう♪
- 材料
- (3~4人分)フランスパン1/2本バター(マーガリン)30g~はちみつ30g~グラニュー糖約50g
■ホワイトチョコラスク

次に紹介するラスクレシピ・作り方は「ホワイトチョコラスク」。
ホワイトチョコがかかった、ちょっと贅沢なラスクですよ。作り方は、フランスパンを1㎝幅にカット。マーガリンを塗りこみ、グラニュー糖を付けます。150℃のオーブンで20分こんがり焼きあげてください。ホワイトチョコを刻んで、湯煎して溶かします。ゴムベラでチョコをラスクに塗り付け、冷蔵庫で冷やし固めたら出来上がり。チョコを付けるので、グラニュー糖は軽くつける程度でも大丈夫ですよ。
あの♪ホワイトチョコラスク
- 材料
- (2~3人分)フランスパン(バタール使用)半分マーガリン(バター)適量グラニュー糖適量ホワイトチョコレート(1枚半)60g
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■ガーリックバターラスク

次に紹介するラスクレシピ・作り方は「ガーリックバターラスク」。
ホームパーティにもおすすめのお食事系ラスク。作り方は、フランスパンを1㎝幅に切ります。天板に並べ、150℃のオーブンで15分焼き、水分を飛ばしてください。みじん切りのパセリと溶かしバター、すりおろしにんにくを合わせ、パンに塗ります。180℃のオーブンで10分焼いたら出来上がり。クリームチーズや生ハムを乗せて食べるのも美味しいです。オーブンはしっかり予熱してから使いましょう。
カリカリ ガーリックバターラスク
- 材料
- (10枚分) フランスパン1/3本 溶かしバター (有塩)20g パセリ (生)5g すりおろしニンニク小さじ1